Q1 | 温度が上がらないのですが・・・ |
野菜くずが多いとカロリーが低いため、温度は上がりづらくなります。温度を上げるには、米ぬかや廃食用油、天ぷらカス等カロリーの高い物を入れると良いでしょう。
肉や魚等のたんぱく質・脂質系が多いと、温度は上がりますが、においも発生します。
温度とにおいの関係は、温度が高くなるほどにおいが強くなる傾向にあります。
|
Q2 | においは何とかならないの? |
肉や魚等のたんぱく質・脂質系には窒素分や硫黄分が含まれており、分解過程でアンモニア臭や硫黄集がします。基材(ピートモスやもみ殻くん炭)を加えることで、においは和らぎます。
|
Q3 | 虫が発生したのですが・・・ |
小バエや粉ダニ等が発生することがあるので、生ごみは溜めて置かず、なるべく早く入れるようにしましょう。
小バエや粉ダニ等は、25~35℃、水分70%程で最も発生しやすくなります。水分を50~60%に抑え、温度は出来るだけ高く上げ、よくかき混ぜましょう。
防虫には、通気性のある布でぴったり覆う他、木酢液、石灰(生ごみ1kgに10g程度)の散布が効果があると言われています。
|
Q4 | カビが生えてきました。大丈夫? |
白いカビであれば問題ありません。順調に分解されている証拠なので、そのまま撹拌して頂ければ大丈夫です。
有色のカビが発生した場合は、その部分だけ取り除いて捨ててください。
※写真1参照
|
Q5 | ピートモスと、もみ殻くん炭のPHについて、教えてください。 |
産地によって異なるので一概には言えませんが、おおよその値を紹介いたします。 ピートモスはPH3~5、もみ殻くん炭はPH7~8が一般的です。これらを、半々位(ピートモス:もみ殻くん炭)の割合で配合したものを、ダンボールを使った生ごみ堆肥化に利用しています。
出来上がった土壌改良剤のPHは、投入した生ごみによって変わってきますので、育てる作物によってはPH調整が必要となる場合もあります。
ただし、良い土壌改良剤を作るのが目的ではなく、あくまで、家庭から出る生ごみを減らすのが1番の目的です。
|
Q6 |
失敗した時、中の基材とダンボールはどうやって捨てたら良いですか?
|
基材もダンボールも燃やせるごみへ出して問題ありません。ダンボールに関しては、もし汚れていなければ集団資源回収や回収拠点に出すことができます。 |
※上の写真のようなカビは良いカビです。